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こんにちは、ネイチャープログラマーのモリゾーです。定年を目前に早期退職し、アウトドアアクティビティとソフトウェア開発に没頭しています。このブログでは、これまでに行ってきた山歩きについて、道中で撮影した写真を中心にその行程を紹介していきます。
今回は、埼玉県飯能市にある飯能アルプスの山歩きを紹介します。飯能アルプスは、天覧山から始まり、多峯主山、天覚山、大高山、さらに子の権現、高畑山、伊豆ヶ岳などの西武鉄道の南側に連なる山々を指しています。飯能アルプスという呼び名は、以前はあまり聞きなじみがありませんでしたが、最近はアニメの影響で定着しつつあるようです。
いづれも標高は1,000mに満たない低山ですが、適度なアップダウンがあり、アクセスも良いのでハイカーに人気のコースです。
3月中旬、春の訪れを感じる、暖かく晴れた日、飯能アルプスを縦走してきました。
飯能アルプスの定義はさまざまです。一般的には天覧山から子の権現までを指しますが、高畑山や伊豆ヶ岳、さらにその先まで含める場合もあります。今回は天覧山から大高山まで縦走し、西武鉄道の吾野駅に下るルートを歩きました。標高は1,000mに満たない低山ですが、アップダウンが激しく、歩き応えのある結構ハードなルートです。
訪問時期 | 開始時刻 | 終了時刻 | 所要時間 | 総距離数 |
---|---|---|---|---|
2023年3月中旬 | 6時59分 | 14時13分 | 7時間14分 | 13.4km |
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天覧山の登山口は、西武鉄道の飯能駅からバスで約3分、天覧山入口で下車します。飯能駅からは1.5kmほどの距離なので、歩いても余裕で行ける距離にあります。バス停は飯能中央公園の隣にあり、山歩きを始める前に公園のトイレに寄ってから行きました。
天覧山のすぐ下には能仁寺というお寺があります。記念に写真を撮ってから、登山口に向かいます。
こちらが天覧山の登り口。ここから飯能アルプスの縦走スタートです。
天覧山の標高は195mで、山頂直下にはちょっとした岩場がありますが、山登りというほどでもなく、あっという間に山頂に到着です。
時刻はまだ7時30分で、天覧山展望台からは、飯能の街並みが朝の清々しい空気に包まれている様子が見えました。
遠くに富士山の姿も確認できます。
天覧山を後にして、多峯主山に向かうためいったん山を下ります。その先の多峯主山への登り坂は「見返り坂」と呼ばれています。案内板には、「源義経の母、常盤御前がこの山に登ったとき、あまりの風景の良さに何度も振り返って登ったため、この名がついた」と書かれています。
実際、見返り坂を登り終えて振り返ってみると、立ち木が視界を邪魔して、あまり良い景色ではありません。源義経の母の話は別として、見返り坂という名前が付けられているということは、昔はもっと見晴らしが良かったということなのでしょうか。
多峯主山に到着です。
多峯主山の山頂からも飯能の街並みや富士山を眺めることができます。
反対側の北側に立つと、西武飯能日高分譲地と高麗武蔵台ニュータウンの街並みを見下ろすことができます。山々に囲まれたこの場所に、住宅地が広がっていることに驚かされます。高度成長期に住宅需要に対応するために開発されたニュータウンの一つですが、よくこの山間の土地を切り開いて開発したものだと感心してしまいます。
まだ先は長いので、休憩もせずに多峯主山を出発。坂を下るとすぐに公衆トイレがあります。天覧山や多峯主山は、家族連れにも人気があるハイキングコースです。コースの途中にトイレがあると安心ですね。
トイレを過ぎるとすぐに飯能アルプスへの分岐にさしかかります。看板に「久須美坂」と書かれているので、案内板の方向に進みます。久須美経由だと知っていないと通り過ぎてしまうような細い道です。曲がる方向の木の幹に「はんのうあるぷす→」とペンキで書かれていますが、通り過ぎないように注意しましょう。
途中、大黒山のピークを通過。
しばらく歩くと、飯能と西武飯能日高を結ぶ道路に出ます。この道は車が多いので、注意して渡りましょう。渡ったら、しばらく歩道を歩いて上って行きます。
丘の上に飯能日高の住宅地が見えたところで、左に曲がって再び山へと続く道に入って行きます。
坂道を登ると、飯能日高の住宅街が一望できる高台に出ます。突然、山の中にこのような大きな街が現れるのは驚きです。山間の一区画を切り取って、カラフルな色のブロックを敷き詰めたかのような不思議な光景です。もともとこの一帯は、奥武蔵の山と谷が広がっていたはずです。この広大な土地を開拓した人々の努力に感心してしまいます。
しばらく住宅地の端に沿って歩いていきます。先程の写真の正面左手に写っていた丘の上公園の脇を通り、坂道を登りきると、久須美ケルンと呼ばれる場所に到着します。この山は正式には永田山という名前がついていますが、いつから誰が積み始めたのかはわかりませんが、このように石を積み上げたことから、いつしか久須美ケルンと呼ばれるようになったようです。
久須美ケルンから500mほど歩くと、久須美山の山頂があります。久須美山という山がちゃんとあるのだから、先ほどの久須美ケルンも永田山ケルンにしてあげればよかったのにと思うのは私だけでしょうか…。
その後、眼下にゴルフ場を見ながら歩きます。東峠で東吾野へ抜ける車道に一度合流しますが、50mほどで再び山の中へ入ります。
その後、天覚山までの間に何度か名もないピークを越えます。ピーク手前の登り坂にさしかかるたびに、「この坂を登り切ればようやく天覚山の山頂だ」と奮闘し、登り切ってみると名もないピークでがっかり。といった感じで何度も騙されながら、ようやく本物の天覚山の山頂に到着です。
天覚山の山頂には、手作りの山座同定盤がありました。読み解くのに少し時間がかかりますが、味があっていいですね。
そして、天覚山山頂からの眺めがこちらです。
天覚山の後も、何度も名もなきピークを越えて行きます。途中、前方の木々の間から尖った山が。もしかして、あれが大高山?山頂の手前には急な登りがあるように見えます…。
尾根道に沿ってツバキが群生しています。山一面に花が咲くのはもう少し先です。この時期は数少ない花木に癒されます。
大岩を通過。名前の通りピークに大きな岩が。
大高山に到着。標高は493メートルです。出発から約7時間、ここまでかなり歩きました。
ここまで何度となく、名もなきピークを越える道と巻き道の分岐を通過してきました。歩きはじめの頃は、ピークを越える道を選択していましたが、さすがにここまで歩いてくると疲労がたまっているせいで、迷わず巻き道を選択してしまいます。もうピークはいいです…。
ようやく前坂に到着です。ここから吾野駅に向けて一気に下ります。
下山口は、法光寺というお寺の墓地にあり、管理棟の横に下りてきます。
近くに吾野湧水と呼ばれる湧き水があります。ただし、注意書きには、「管理は行っていませんので飲まれる方は自己責任にてお願いします」と書かれていました。飲むか飲まないかはあなたしだいです。
吾野駅のホームが見えました。ゴールはすぐそこです。
スタートから7時間30分、ゴールの吾野駅に到着です。
今回歩いたルートは、標高500mにも満たない低山でしたが、無数の名もなきピークを越えて行く山道となっていて、思った以上にハードな山歩きでした。距離にして13.5km、山歩きシーズン初めの体力づくりにはもってこいのルートです。
足腰に自身のある方は、この先のルートにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
山歩きは、自然と触れ合いながら、心身ともにリフレッシュできる素晴らしいアクティビティです。ぜひ皆さんも、このコースに挑戦して、山歩きの楽しさを実感してみてください。それでは、また別の記事でお会いしましょう。