モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。
子供のころからアウトドアが好きで、日ごろから釣り、キャンプ、登山、マラソンなどを趣味として楽しんでいます。
そんな私のこだわりのキャンプ道具類を紹介する「こだわりキャンプ道具ファイル」の第17回目です。
今回は、今シーズンから導入したコットの導入に至った経緯と製品選定の過程、そして最終的に導入したコットの使用感について紹介します。
この記事が、皆さんアウトドアライフの参考になれば幸いです。
目次
コット導入に至る経緯
マスオ君
何だか浮かない顔してるね。どうしたの?
最近、テント泊で朝起きるとどうも腰が痛いんだよね。
それでもっと快適に朝を迎えられないものなのかと悩んでいるのさ。
マスオ君
どんなマットを使っているの?
いま自分が使っているのは、モンベルU.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 150で厚さが2.5cmのマットさ。

ちなみに自分のテントの構成は、上から順番にこのようになっている。
- シュラフ:モンベルバロウバッグ #3
- テントマット:モンベルU.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 150【厚さ2.5cm】
- インナーシート:モンベル テントマット ドーム2【厚さ3mm】
- インナーテント:モンベル クロノスドーム2型
- グランドシート:モンベル クロノスドーム2 グランドシート





マスオ君
モンベルU.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 150の厚さが2.5cmだと薄いのかもね?
そういえば、最近ネットで腰痛対策としてコットを導入したというブログ記事をよく見かけるけど、モリゾーもコットを試してみたら?
コットね。
そうだね、荷物が増えるのは嫌だけど、背に腹は変えられないっていうからね。
コットの導入を検討してみようかな。
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コット導入にあたり気掛かりなことが…
マスオ君
ちょっとまって、ちょっと気掛かりなことがあるんだ。
マスオ君
ネットで最近よく見かけるのが、テンマクデザインのサーカスTCに代表されるようないま流行のティピー型ワンポールテントでインナーテントを使用せずに直接地面にコットを置いているスタイル。
あるいは、もっとワイルドなソロキャンパーはタープにコットだけというつわものをネットで見かける。
みんな結構オープンな環境で使ってるけど、
そもそもクロノスドーム2型のようなソロ用テントにコットは入るんだろうか?
入ったとしてもせまくないのか?
マスオ君
今風のおしゃれなテントでコットを使っている人が多くいるイメージがあるよね。
コットを導入すれば、地面からの冷気も直接感じないし、インナーシートを敷かなくても良くなるのでは…。
というのも、インナーシートとして使用しているモンベル テントマット ドーム2が厚みがあってゴワゴワしているせいか、畳むと意外とかさばり荷物になる。
そのため、インナーシートをもっとコンパクトなものにするか、いっそのことなくしてしまえないかと前から考えている。
コット導入によってインナーシートをなくすことができるのか?
インナーシートを敷かないと、コットの足でテントのシートに穴が開いたりしないのか?
マスオ君
コットを選ぶうえで設定した6つの基準
マスオ君
うわ~、いろんなメーカーがいろんなコットを出していてどれを選べばよいか迷っちゃうね。
今はキャンプブームだからね。
値段も安い物から高い物までピンキリだよ。
まずはいろんなメーカーから販売されているコットの中からいくつか候補を絞り込むにあたって、自分なりの基準を設定しよう。
当然、さっきの気掛かりなことも踏まえてね。
そして、自分なりの基準として設定したのがこちら。
- 大きさはソロテントに入る大きさであること(これは絶対外せない)
ちなみに現在使用しているモンベル クロノスドーム 2型のサイズは、幅230cm×奥行130cm×高さ105cm - クロノスドーム2型の天井は1m程度しかないので、天井との距離が短くならない程度の高さであること、つまりローコットが必須条件
- 腰痛持ちには硬すぎるとつらいので、シートの張り具合は固すぎず、緩すぎず
- ソロキャンプを始めたときから、なるべく荷物は軽量化していきたいという思いがあるので、収納時の大きさと軽さも大事な条件
- 晴れた日には外で組み立てもありだが、やはり雨の日のことを考えると、テントの中で容易に組み立てができること
- 安物買いの銭失いにはなりたくないので、値段があまりにも安すぎるのはNG
値段が高ければ品質が良いというわけではないが、せめて1万円以上のものが対象
マスオ君
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自分なりの基準で絞り込んだ6製品
そして、絞り込んだ候補がこちら。
- Helinox(ヘリノックス)ライトコット
- Helinox(ヘリノックス)コットワン コンバーチブル
- LOGOS(ロゴス)neos アッセムキャンパーズベッド
- LOGOS(ロゴス)エアライトアッセムプットベッド-BJ
- THERMAREST(サーマレスト)ウルトラライトコット
- DOD(ディーオーディー)バッグインベッド
マスオ君
みんな良さそうで、どれを選ぶか迷っちゃうね。
それでは、順番に見ていこう。
①Helinox(ヘリノックス)ライトコット
重量 | 1.2kg(1.26kg) ※()内はスタッフバッグ込みの重量です。 |
---|---|
サイズ | 長さ185×幅60×高さ13cm |
収納サイズ | 幅53×奥行き13×高さ13cm |
耐荷重(静荷重) | 120kg |
カラー | ブラック(BK)、グレー(GY)、サンド(SD) |
②Helinox(ヘリノックス)コットワン コンバーチブル
重量 | 2.19kg(2.32kg) ※()内はスタッフバッグ込みの重量です。 |
---|---|
サイズ | 長さ190×幅68×高さ16cm |
収納サイズ | 幅54×奥行き16×高さ16cm |
耐荷重(静荷重) | 145kg |
カラー | ブラック(BK)、ブラックアウト(BKOUT)、コヨーテタン(CTN)、グリーン(GN)、レッド(RD) |
③LOGOS(ロゴス)neos アッセムキャンパーズベッド
重量 | 5.7kg |
---|---|
サイズ | 幅60×奥行191×高さ18cm |
収納サイズ | 幅71×奥行7×高さ24cm |
耐荷重(静荷重) | 120kg |
素材 | [フレーム]スチール [生 地]ポリエステル(PVCコーティング) |
④LOGOS(ロゴス)エアライトアッセムプットベッド-BJ
重量 | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 幅61.5×奥行185×高さ12.5cm |
収納サイズ | 幅43.5×奥行4.5×高さ20cm |
耐荷重(静荷重) | 100kg |
素材 | [フレーム]7001アルミ合金 [生 地]ポリエステル(PVCコーティング) |
⑤THERMAREST(サーマレスト)ウルトラライトコット レギュラー
重量 | 1195g |
---|---|
サイズ | 幅61×奥行183 |
収納サイズ | 幅41×奥行13 |
耐荷重(静荷重) | 147.5kg |
素材 | リップストップポリエステルサーマキャプチャーコーティング、アルミ、プラスチック |
⑥DOD(ディーオーディー)バッグインベッド
重量 | 2.4kg(付属品含む) |
---|---|
サイズ | 幅72×奥行183×高さ15.5cm |
収納サイズ | 幅51×奥行13×高さ16cm |
耐荷重(静荷重) | 120kg |
素材 | フレーム:アルミニウム 生地:600Dポリエステル |
自分なりの基準に基づいた製品比較表
マスオ君
比較しやすいように比較表にまとめてよ。
了解。
自分なりの基準から重要と思われるスペックを抽出して比較表を作成したよ。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | |
---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | Helinox | Helinox | LOGOS | LOGOS | THERMAREST | DOD |
製品名 | ライトコット | コットワン コンバーチブル | neos アッセムキャンパーズベッド | エアライトアッセムプットベッド-BJ | ウルトラライトコット | バッグインベッド |
長さ | 185cm | 190cm | 191cm | 185cm | 183cm | 183cm |
幅 | 60cm | 68cm | 60cm | 61.5cm | 61cm | 72cm |
高さ | 13cm | 16cm | 18cm | 12.5cm | 15.5cm | |
収納時 サイズ |
幅53cm 奥行13cm 高さ13cm |
幅54cm 奥行16cm 高さ16cm |
幅71cm 奥行7cm 高さ24cm |
幅43.5cm 奥行4.5cm 高さ20cm |
幅41cm 奥行13cm |
幅51cm 奥行13cm 高さ16cm |
重さ | 1.26kg | 2.32kg | 5.7kg | 2.5kg | 1.195kg | 2.4kg |
値段 | 高い | かなり高い | まあまあ | 高い | 高い | まあまあ |
詳細を 確認 |
マスオ君
今回導入したのは、ヘリノックス コットワン コンバーチブル
マスオ君
最終的に決めたのは、ヘリノックス コットワン コンバーチブル。
マスオ君
ネットでブログやYouTubeでの紹介レビューを見てみると、1万円前後のコットは張が弱くて不安という声が多く、ヘリノックスのコットは値段が高いだけあって張が均一で良いという声が多かった。
これは腰痛持ちにはポイント高いね。
ヘリノックスのコットが良いのはわかったけど、最後まで迷ったのがライトコットとコットワンコンバーチブル。
マスオ君
最終的にコットワンコンバーチブルを選んだ決め手は何?
決め手は幅だね。
ライトコットは横幅が60cmでコットワンは68cm。
その差8cmだけど、少しでも横幅が広い方が寝返りがうちやすいからね。
そういう意味で、腰痛持ちには幅広がありがたいのさ。
マスオ君
それじゃ、早速キャンプに行って使ってみようよ。
実際にソロキャンプで使用してみた
ヘリノックス コットワン コンバーチブルの組み立て方
では、さっそくヘリノックス コットワン コンバーチブルを組み立てよう。
マスオ君
クロノスドーム2型にコットワン コンバーチブルを入れてみた
その前にクロノスドーム2型をご存じない方もいると思いますので、写真を掲載しておきます。

こちらが、モンベルのクロノスドーム2型。
定員は2名ですが、ほぼソロ用テントです。
設営時のサイズは、幅230cm×奥行130cm×高さ105cm となっています。
マスオ君
では、実際にクロノスドーム2型にヘリノックス コットワン コンバーチブルを入れてみます。



マスオ君
ソロ用テントでのサイズ感と圧迫感について
サイズ感について
コット購入前の気掛かりなこと(その1)をもう一度確認して見ると…。
そもそもクロノスドーム2型のようなソロ用テントにコットは入るんだろうか?
入ったとしてもせまくないのか?
今回は、外で組み立ててからテントの中に入れました。
テントの入口が狭くて多少無理やり入れた感はありましたけど、写真を見ていただいてわかるように、サイズ感はぴったりで問題ありませんでした。
テントの中で組み立ててみましたので感想を追記します。
最初は組み立て方で説明したようにベットシートの裏面を上側にして組み立てたのですが、なんとクロノスドーム2型内では狭くて引っ繰り返せないことが判明。
仕方がないので一度解体して、最初からベットシートの表面を上側にして組み立てなおしました。
ベースフレームの取り付けも、テント内は天井が低くレバーを押し込みの際に体重が掛けられないため一苦労でした。
解体時にベースフレームのレバーを外す際も、いったん押し込んでからレバーのボタンを押して外すのですが、これが結構大変でした。
コツが分かってしまえばそうでもないのでしょうが、広い場所で組み立てた方が楽ですね。
圧迫感について
次に圧迫感についての感想です。
クロノスドーム2型の中央部の天井までの高さが105cm、コットワンコンバーチブルの高さが16cm。
当然のことながら、テントの天井は傾斜しているので端の方ほど低くなっています。
そのためコットを片側に寄せてしまうと、天井が目の前に感じられかなり圧迫感がありました。
ただしコットを中央に置いて少しでも天井が高くなるようにすれば、かなり圧迫感は緩和されます。

コットの上には、モンベルU.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 150を敷いて、さらにシュラフに入って寝ました
マスオ君
インナーシートは必要なのか?
もう一つの気掛かりなこと(その2)はこちらでした。
コット導入によってインナーシートをなくすことができるのか?
インナーシートを敷かないと、コットの足でテントのシートに穴が開いたりしないのか?
ヘリノックス コットワン コンバーチブルの足がどうなっているか確認してみましょう。

足の裏はこのようになっていて、点ではなく面で接しているため、床面に与えるインパクトはかなり軽減されそうです。
とはいえ、70kg以上の重さを6箇所で支える訳ですから、それなりの圧力がかかります。
テントシートを敷かない場合、インナーテントの床面に穴が開くことはないまでも、跡が残ることは予想されます。
マスオ君
それがね、インナーテントの床面は大丈夫そうなんだけど、やっぱりインナーテントの床面直だと足が冷たく感じるので、写真を見てもらってもわかるように、今回はインナーシートを敷いた上にコットを置くことにしたんだ。
今後は、あまり厚くなく収納時にかさばらないシートかマットを探してコットの下に敷こうかと思ってる。
マスオ君
やっぱりテントシートはあったほうがいいよね。
腰痛対策に効果はあったのか?
マスオ君
快眠するには寝返りを打つことが大事だと言われています。
窮屈な環境だったりマットの沈み込みによって寝返りが打ちづらい状況だったりすると、一晩中ずっと同じ姿勢でいることになり、その結果体の一部に負担がかかり腰痛の原因になったりします。
その点、ヘリノックス コットワン コンバーチブルは、評判の通りシートの張が均一で、強さも固すぎず緩すぎずで体の沈み込みなどもなく気持ちよく寝ることができた。
また、コットワン コンバーチブルを選ぶ決め手となった広めの幅のおかげで寝返りを打つのに十分なスペースが確保でき朝までぐっすり寝ることができました。
マスオ君
まとめ
- テント泊での腰痛対策のためコット導入を決意
- コット導入前の気掛かりなこと(その1)
そもそもクロノスドーム2型のようなソロ用テントにコットは入るんだろうか?
入ったとしてもせまくないのか? - コット導入前の気掛かりなこと(その2)
コットを導入によってインナーシートがをなくすことができるのか?
インナーシートがないと、コットの脚でテントのシートに穴が開いたりしないのか? - コットを選ぶうえでの自分なりの基準
①大きさはソロテントに入る大きさであること
②ローコットが必須条件
③シートの張り具合は固すぎず、緩すぎず
④収納時の大きさと軽さも大事
⑤テントの中で容易に組み立てができること
⑥値段があまりにも安すぎるのはNG、せめて1万円以上のものが対象 - 自分なりの基準で選んだ6製品
①Helinox(ヘリノックス)ライトコット
②Helinox(ヘリノックス)コットワン コンバーチブル
③LOGOS(ロゴス)neos アッセムキャンパーズベッド
④LOGOS(ロゴス)エアライトアッセムプットベッド-BJ
⑤THERMAREST(サーマレスト)ウルトラライトコット レギュラー
⑥DOD(ディーオーディー)バッグインベッド - 今回購入したのは、ヘリノックス コットワン コンバーチブル
決め手は幅。少しでも横幅が広い方が寝返りがうちやすい - クロノスドーム2型でのサイズ感と圧迫感について
・サイズ感はぴったりで問題なし
・コットを片側に寄せてしまうと天井が目の前に感じられかなりの圧迫感あり
・コットを中央に置いて少しでも天井が高くなるようにすれば圧迫感は緩和される - インナーシートは必要なのか?
インナーテントの床面は大丈夫そうだが足が冷たく感じるので、あまり厚くなく収納時にかさばらないシートかマットを探してコットの下に敷こうかと思ってる - 腰痛対策に効果はあったのか?
・評判の通りシートの張が均一で、強さも固すぎず緩すぎずで体の沈み込みなどもなく気持ちよく寝ることができた
・広めの幅のおかげで寝返りを打つのに十分なスペースが確保でき朝までぐっすり寝ることができた
以上でヘリノックス コットワンコンバーチブルの導入の経緯とソロ用テントでの使用感の紹介は終わりですが、皆さんの役に立ったでしょうか?
是非皆さんもヘリノックス コットワンコンバーチブルを導入して快適なソロキャンプにチャレンジしてみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。