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モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。
この雑記帳では、釣りやキャンプの話題からちょっと離れて日々の気になる話題などやブログ作成の舞台裏などを気軽に書いていきます。
今回はITで進化を遂げる釣り関連アイテムをレポートの第2回目として、「スマホアプリで遊漁券が購入できるサービス」のテーマに絞りサービスをレポートしてみました。
日本の河川で釣りをするには、その河川を管轄している漁業協同組合(以下、漁協)が発行している遊漁券を購入する必要があります。
遊漁券の購入は、釣具店、釣り場近辺の販売を委託されている一般商店やコンビニ、コンビニのチケット販売機などで購入するのが一般的でした。
しかし、遊漁券を扱っている商店が早朝からやっていないとか近くに取り扱っている商店がないなど、遊漁券購入には煩わしさがあります。
そのため、遊漁券を購入せずに釣りをする密猟者も多く、漁協としても悩ましい大きな問題となっています。
この煩わしさを解消しようというのが、スマホで24時間いつでも遊漁券が購入できるサービスです。
今回採り上げるのが、こちらの2つのサービス。
それでは、順番に見ていきましょう。
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まずひとつ目が、FISHPASSというサービスです。
こちらは、福井県立大学大学院に所属されていた西村成弘氏が、福井市などが主催している平成27年度(2015年)の「福井発!ビジネスプランコンテスト」でグランプリを獲得されたビジネスプランをもとに、自ら株式会社フィッシュパスを起業し開発したスマホアプリです。
FISHPASSは、誰でもが、無料で利用できる釣り人には嬉しいアプリです。
遊漁券の購入は、24時間365日いつでもどこでも購入できます。
遊漁券を購入すれば、漁協監視員にデータ送信がなされ、心置きなく釣りが楽しめます。
さらに、GPS機能を活用した、万が一の事故に備えた安全確認システムがついています。
川のゾーニングによる釣り禁止・C&R区画の通知機能、河川の写真や入渓情報など盛りだくさんの釣り情報、川周辺の観光マップ情報、川の増水などを知らせる防災通知情報など沢山の機能も備えています。引用元:FISHPASS(遊漁券オンラインアプリ)ご案内 2017/02/08
https://www.fishpass.co.jp/news/archives/104
このサービスの特長は、単なる入漁券のオンライン購入だけでなく、スマホのGPS機能を活用した漁協の監視員見回り支援機能や釣り人に河川の増水などの災害情報を知らせる機能があるということです。
つまり、釣り人と漁協の双方にメリットがあるというのが大きな特長です。
釣り人のメリット
・24時間スマホで入漁券を購入できる
・河川の水位上昇やダム放水などの情報を取得できる
漁協のメリット
・漁協監視員の業務を軽減
・収益増につながる
・災害時に釣り人の位置確認ができる
FISHPASSのサービスでは、PC向けWebサイトとスマホ用アプリが用意されていて、こちらに挙げたような機能が提供されています。
実際にどんなことができるのか順番に見ていきましょう。
日本全国の釣り場情報を検索できます。
検索方法としては、
・地図から探す(地域選択⇒都道府県選択⇒河川選択)
・一覧から探す
・現在地から探す
の3種類の検索方法が用意されています。
検索結果となる釣り場情報画面からは、
・①釣り場情報(河川の写真など)
・②インフォメーション(河川の特徴や漁協情報など)
・③周辺施設の情報
・④水位情報
・⑤遊漁券購入
などの情報を閲覧したり、画面に遷移できます。
まだまだ全国的には広まっていないので今後関東圏も含め全国への展開に期待しています。
続いてのサービスは、つりチケです。
つりチケは、一般社団法人 ClearWaterProject(クリアウォータープロジェクト)が2016年7月から提供しているサービスです。
ClearWaterProject(CWP)について
https://clearwaterproject.info/
ClearWaterProjectは、
「子供たちが目を輝かせて飛び込んでいくような、川、海、湖を未来の世代に。」「豊かな水辺環境と水辺文化を創出する。」
ことを目指して各種事業を運営・提供していきます。
ClearWaterPrpjectは、このようなコンセプトのもと「川遊びマップ」「AQMAP(アクマップ)」「カワサポ」といったサービスも展開されています。
【サービス開始の背景】
内水面漁業協同組合(以下 内水面漁協)は、遊漁券の販売による収入と補助金により、魚の放流など増殖・管理を行っています。しかし、釣り人口の減少や担い手となる漁協の高齢化、そして治水対策としてコンクリートで固められたことによる川魚の生息環境の悪化などで、遊漁券の販売数は滞っており、内水面漁協が経営を成り立たせる上で大きな問題となっています。そこで、全国の内水面漁協がそれぞれ管理している河川毎に利用できる遊漁券のネット販売サービス『つりチケ』を開始しました。
『つりチケ』は内水面漁協の経営をサポートすると共に、これまで「どこで買えばいいかわからない」「朝早く行くと、店が開いておらず遊漁券が買えない」といった釣り客の声に応える、双方にとって利便性の高いサービスです。釣り客が増え経営が成り立つことで、河川を管理・運営する内水面漁協の活動もより活性していきます。当法人では、そうした好循環を生み出すことで日本の河川文化・環境を持続的に発展・維持させる仕組みを提供してまいります。
【サービスについて】
スマートフォンまたはパソコンから、提携する内水面漁協の遊漁券を購入できます。ユーザーは購入した遊漁券を印刷して持参することで、早朝や販売店が近くにない場合でも、川に着いたらすぐに釣りをはじめることができます。
※京都・賀茂川漁協では印刷なしでそのまま釣りを楽しむことができます。引用元:CWPニュース 2016/07/01 遊漁券オンライン販売サービス「つりチケ」リリース
https://clearwaterproject.info/topics/tsuriticketsu7_1
釣り人のメリット
・渓流など自然の中に行く際に、急な増水時、遭難時等の安否確認、トレースが可能に
・監視員に購入済であることをGPSで発信しておくことで、中断されず釣りに集中できる
・釣り人がよく訪れる入渓しやすい場所を特定し、濃密放流区間にするなど、よく釣れる釣り場を作ることに活用できる
漁協のメリット
・監視巡回中に未購入者を見つけやすくなる
・漁協側の端末で利用者がどの場所で釣りをしているかを確認できる
・禁漁区に入った場合に釣り客に伝達することができる
地域のメリット
・地域のどこを回っているかの動態分析情報を提供し、釣り客が求めている駐車場や施設、商品・サービスの提供に繋げられる
実際にどんなことができるのか順番に見ていきましょう。
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FISHPASSとつりチケのサービスを詳しく見てきましたが、どちらのサービスもコンセプトはほぼ同じで、アプリ的にも甲乙はつけがたいといった感じです。
そもそもどちらのサービスを使うかは、自分が行きたい河川を管轄している漁協がサービスを導入しているかどうかに左右されるので、アプリの使い勝手とは関係なく、すべては漁協しだいということになります。
サービスを導入することによって漁協側にメリットがあるのは明白ではありますが、漁協にお勤めになっている職員の方の高年齢化という話も聞くので、なかなか最新のITサービス導入に関しては腰が重いという事情もあるのでしょうか。
そうなるとサービスについて丁寧な説明が必要となりますが、それには時間もかかるし、日本全国の漁協となると場所的な問題もあるので、漁協への営業アプローチの大変さが想像できます。
最近ではコンビニに設置されている端末で入漁券を購入できる漁協も増えてきていますが、それでも途中でコンビニに立ち寄って購入というのは面倒なので、スマホで24時間いつでも購入できるのは釣り人としてはありがたいです。
釣り人としては、今後取り扱う漁協が増えてほしいと願うばかりです。
以上でITで進化しつつある釣り関連アイテムのレポートは終わりですが、皆さんいかがでしたでしょうか?
今回取り上げた製品やサービス以外にも、まだまだITを活用した釣り関連アイテムはたくさんあると思いますが、また別の機会にレポートしたいと思います。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
「ITで進化を遂げる釣り関連アイテムをレポート」の1回目はこちらになります。
是非ご覧ください。