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黒斑山|浅間山の圧倒的な景色と火山の息吹を満喫する山歩き

こんにちは、ネイチャープログラマーのモリゾーです。定年を目前に早期退職し、アウトドアアクティビティとソフトウェア開発に没頭しています。このブログでは、これまでに行ってきた山歩きについて、道中で撮影した写真を中心にその行程を紹介していきます。

今回は、浅間山の第一外輪山の最高峰である黒斑山に登ってきました。黒斑山は群馬県と長野県の県境に位置しており、山頂からは近くに迫る浅間山の美しい火山景観を満喫することができます。

黒斑山は標高2,404mにもなりますが、登山口の車坂峠は既に1,973mの高さに位置しており、標高差は約400m程度です。そのため、初心者でも約2時間ほどで山頂に到着できる登りやすい山です。また、整備された登山道もありますので、安心して歩くことができます。

黒斑山の最大の魅力は、何と言ってもその眺望です。山頂からは、迫力ある浅間山の姿を間近に眺めることができます。

新緑が鮮やかになり始めた5月中旬、そんな魅力あふれる黒斑山の山歩きに出かけてきました。


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目次

今回の山歩きルート

黒斑山の山歩きコースには、車坂峠をスタートして、槍ヶ鞘→トーミの頭→黒斑山を往復するコースと、トーミの頭から戻りは別のルートを歩く周回コースがあります。黒斑山から先は、体力に応じて蛇骨岳→仙人岳→鋸岳へと足を延ばすことができます。

今回は、高峰高原ビジターセンターの無料駐車場に車を駐車し、車坂峠登山口→槍ヶ鞘→トーミの頭→黒斑山→蛇骨岳の往復コースを歩いてきました。

訪問時期開始時刻終了時刻所要時間総距離数
2023年5月中旬8時14分13時54分5時間37分7.4km

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山歩き行程詳細

山歩きスタート!高峰山と東篭ノ登山の景色に背中を押され、槍ヶ鞘を目指す

車坂峠のビジターセンター駐車場に午前8時前頃に到着。この時間帯はビジターセンターのトイレが使えなかったので、高峰高原ホテルの裏にあるトイレを利用しました。

車坂峠の標高は1,973mです。すでに標高が高いです。

この日の天気は晴れでしたが風は強め。前日の天気予報では、東京都心は30度を超える真夏日になるとのことだったため、山での気温がどうなるか心配でしたが、駐車場では長袖1枚では肌寒い感じでした。それでも登り始めると寒さは感じなくなり、むしろ風が心地よく感じられる、そんな天候でした。

すぐ横には黒斑山の登山口があります。ここから標高2,404mの黒斑山山頂を目指して山歩き開始です。

火山地帯らしく、こげ茶色や赤茶色の岩がゴロゴロした道を登っていきます。前半の車坂山まではこのような緩やかな坂道が続きます。

これはシャクナゲの花芽でしょうか?このあたりでは、花が咲くのはまだ先のようです。

これはカラマツですね。ようやく芽吹いてきたようです。

車坂山を過ぎていったん下り、その後は槍ヶ鞘に向けての本格的な登りが始まります。標高を上げるに従って、背後の高峰山とその後ろにそびえる東篭ノ登山と水ノ塔山が見渡せるようになっていきます。

北を向くと、どっしりとした山容の四阿山が見えます。

パノラマビューアーでご覧ください。

帰りも同じルートを通るので、景色はそこそこにして先を急ぎます。黒斑山への登りの後半は、まるでハードルのような階段?段差?をひたすら登っていきます。

避難用のシェルターに到着です。ここまでくれば槍ヶ鞘はすぐそこです。

槍ヶ鞘で視界が一気に開け、浅間山の絶景が目の前に

槍ヶ鞘に到着です。視界が一気に開けました。いや~絶景です。そして浅間山が近い!!

目の前には断崖絶壁が広がっています。「すごい…」という言葉しか出てきません。

左手にはこれから向かうトーミの頭がそびえています。

崖の中ほどには岩でできた塔のようなものがそそり立っている。自然ってすごいですね。

槍ヶ鞘からの眺めをパノラマビューアーでどうぞ。

槍ヶ鞘の景色を堪能した後、断崖絶壁のようなトーミの頭に向かいます。頂上からの景色が楽しみです。

トーミの頭から黒斑山山頂へ、思わず息を呑む浅間山と外輪山の絶景

トーミの頭に到着です。期待通りの素晴らしい絶景が広がっていました。ここからは、正面の浅間山はもちろん、浅間山を囲む外輪山の景色が一望できます。

では、トーミの頭からのパノラマビューをご覧ください。

南側からは、先ほど歩いてきた槍ヶ鞘の頂と、その先には小諸市街が広がっています。さらに先には八ヶ岳の山並みが見えます。

黒斑山山頂に到着です。標高はトーミの頭よりも高いんですが、正直なところ見晴らしはトーミの頭に軍配が上がります。ただ、黒斑山山頂からは、これまで前掛山で隠れて見えなかった浅間山の噴火口が見え、煙を上げている様子が分かります。

黒斑山山頂からのパノラマビューをご覧ください。

蛇骨岳へ。大失態山頂標識を見ずに引き返す!

黒斑山を後にして、蛇骨岳に向かいます。黒斑山の北側斜面は樹林帯になっていて、5月中旬だというのに、登山道には踏み固められた雪が融けずに残っている場所がありました。全面雪であればいいのですが、部分的に融けた場所は路面がぬかるんでいて最悪な状態です。靴が汚れる~と思いながら通過。

振り返ってみると、ぐちゃぐやの道があった樹林帯が見えます。

蛇骨岳に向かう森の中で、ウソのつがいに出会いました。野鳥って声はするけど姿は見えずで、写真に収めるのは大変なんですけど、撮影のチャンスを辛抱強く待った結果、カップルの撮影に成功しました。

登山道に降りてきて、あたりを物色しています。メスが枯葉を加えていたりしたので、巣作りの準備をしているのでしょうか?

さらに進むと、外輪山の一番端の鋸岳が近くに見えてきました。木一本生えていない岩だらけの山ですね。山肌も茶色や黄色でいかにも火山地帯の山という感じです。

景色に魅了されながら歩いていると、ヤマレコからコースを外れているという警告が…。え、でもまだ蛇骨岳の山頂標識を見ていないけど…なぜ?スマホのGPSで確認してみると、確かに蛇骨岳のいちばん標高の高いところを過ぎています。

実は、後で知ったのですが、蛇骨岳の山頂標識は山頂から少し先にあるんですね。それを知らずにヤマレコで山頂で往復するように計画を立てていたため、コースを外れているという警告を受けたというわけです。現地ではその事実を知らなかったので、もう少し先に行ってみたい気持ちもありましたが、計画に背いて行動するのは良くないので、山頂標識を見ないまま引き返すことにしました。

蛇骨岳からの360度のパノラマビューをご覧ください。

蛇骨岳付近で再び野鳥の姿をキャッチ。黄色っぽい羽毛の鳥ですが名前は分かりません。このように、景色ばかりでなく、山で鳴いている鳥の姿を探して写真に収めるのも、山歩きの楽しみの一つです。

浅間山の雄大な景色に別れを告げて下山口へ、そして下山後のお楽しみ

蛇骨岳の山頂標識は確認できませんでしたが、同じルートを通って下山しました。


そして、山歩きを終えて立ち寄ったのが、こちらの「日帰り温泉あぐりの湯こもろ」です。黒斑山からは車で小諸市街に下り、千曲川を渡った丘の上にあります。

なんと、こちらの温泉施設の露天風呂からは、黒斑山と浅間山を一望することができるんです。登った山を眺めながら温泉に浸かるって贅沢ですよね。おかげで疲れも癒され、心地よく帰路につくことができました。

山歩きを終えて

今回の山歩きでは、前半は高峰山や東篭ノ登山の景色を楽しむことができ、後半の槍ヶ鞘以降、壮大な浅間山の眺めに圧倒されました。全体を通して素晴らしい景色を楽しむことができた山歩きでした。

次回来たときは、ぜひ東篭ノ登山のコースに挑戦してみたいと思います。

ぜひ皆さんも、このコースに挑戦して、山歩きの楽しさを実感してみてください。それでは、また別の記事でお会いしましょう。


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