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丸沼でルアーフィッシング|オリジナルフィールドマップで陸っぱりポイントを詳細解説

モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。

子供のころからアウトドアが好きで、日ごろから釣り、キャンプ、登山、マラソンなどを趣味として楽しんでいます。

そんな私が今までに実際に行った湖でのトラウトルアーフィッシングでまた行きたいと思えたおすすめのフィールドを紹介します。

今回は群馬県にある丸沼を取り上げます。

この記事では、まだ丸沼に行ったことのない人向けに

  • 丸沼の魅力について
  • 初めての人向けに丸沼の陸っぱりフィールドを紹介
  • 初めて行く人にお役に立てるような情報について

を伝えていきたいと思います。

この記事が、皆さんが丸沼でのトラウトルアーフィッシングに行く際の参考になれば幸いです。


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目次

丸沼の魅力

丸沼の場所について

丸沼の魅力を語る前に、丸沼がどこにあるかご存じない方もいるかと思いますので、まずは場所の確認をしておきましょう。

丸沼は、群馬県利根郡片品村にある湖です。

沼田から日光方面・中禅寺湖方面へ抜ける金精峠の手前にあります。

こちらの地図で場所をご確認ください。

丸沼
丸沼広域マップ
丸沼全体マップ

名前に「沼」の文字がついているため、小さなため池をイメージしてしまいますが、周囲が2km以上ある立派な湖です。

もともと小さな自然湖だったようですが、1931年に完成した丸沼ダム(丸沼堰堤)により水量が増え現在の大きさになっています。

丸沼堰堤を境に下流側にある湖は大尻沼です。

大尻沼での釣りは、船釣りのみで前もって電話予約が必要な完全予約制になっています。

ルアー・フライフィッシングの聖地

明治時代からニジマスが放流されていたという丸沼は、トラウトアングラーにとって聖地と呼ばれるほど人気がある、歴史のあるフィールドです。

地形的な理由なのか、他の湖に比べてエサ釣り師の数が少なく、ルアーマンやフライマンが多い印象を受けます。

事実4月下旬の本解禁前の特別解禁や毎年春と秋に開催される釣り大会もルアーとフライ限定であり、丸沼がルアー・フライフィッシングを重視しているのかわかります。

そんなエサ釣り師に気兼ねなくルアーやフライフィッシングが楽しめるというところが、丸沼がルアー・フライフィッシングの聖地と呼ばれる所以なのかもしれません。

日光国立公園の自然豊かな環境の中で釣りができるのが素晴らしい

丸沼は、日光国立公園の中にあり、四季折々の美しい景観の中で釣りが楽しめます。

特に紅葉のシーズンは丸沼を囲む山々が紅く染まり圧巻の景色です。

そんな素晴らしい景色の中で釣りができる、それも丸沼の魅力です。

マイフォトギャラリー

かなり古いですが昭和28年に実施された新日本観光地百選の湖沼の部で1位を獲得しているそうです。それだけ景観が良く自然豊かな場所に位置しています
10月上旬、早朝の丸沼。湖面から蒸気霧が発生する中、釣り人は大物を期待してロッドを振ります
10月上旬の丸沼。このときは丸沼のシンボルツリーのぎりぎりのところまで水位が上昇していました
10月中旬の丸沼。紅葉も終盤に差し掛かりますが、まだまだ見ごたえがあります。釣りもまさにベストシーズンといえる時期です
湖を囲む山々の紅葉が本当に美しいです
こんな美しい景色を見ながら釣りをできるのも丸沼の魅力です
ロッドを振る手を止めて写真を撮りたくなってしまうような景色です
10月下旬の丸沼。紅葉のシーズンも終え、これから冬に向かってさらに冷え込んでいきます
丸沼の谷内坊主。水位が上がるとこんな風景も見られます
11月中旬の丸沼。本格的な冬のシーズンを目前に控え、雪もちらほらと舞い始めます。気温も3℃くらいでとにかく寒いです。想定していた寒さの数倍は寒いです。念には念を入れた防寒対策が必要です
丸沼堰堤。1931年に建設されたバットレスダムという形式の発電用のダム。80年以上たってもまだ現役で発電に利用されているということで国重要文化財となっています
大尻沼側から丸沼堰堤を見るとこのようになっています

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丸沼の特徴

  • 陸っぱりで釣果をあげるには、ポイントの選択が重要であり、釣果に大きく影響してきます
  • 環湖荘側の岸は遠浅で緩やかに深くなっていますが、湖底にできた溝(スリット)に沿ってトラウトが岸近くまで入ってくるので、スリットが狙い目です
  • 遊魚期間が、4月末から11月末までと長いのがうれしいです。中禅寺湖や湯の湖など奥日光の湖は夏が終わると早々に禁漁になってしまいますが、丸沼は11月末まで釣りが楽しめます
  • 陸っぱりと船釣りが可能ですが、丸沼のダムに近い奥半分は陸っぱりが禁止です

陸っぱり(おかっぱり)で釣果が狙えるフィールドの紹介

丸沼陸っぱりフィールドマップ

丸沼では、岸釣り(陸っぱり)と船釣りが可能ですが、陸っぱりでは丸沼ダムに近い奥半分は釣り禁止になっています。

陸っぱりのポイントをまとめると、こちらの7つのフィールドが有力なポイントになります。

  1. メインの流れ込み(湯沢流れ込み)
  2. 温泉スリット
  3. ボート発着場のみお筋
  4. 立ち木の森
  5. 牛舎跡
  6. タラワンド
  7. エラ沢ワンド

①メインの流れ込み(湯沢流れ込み)

①メインの流れ込み(湯沢流れ込み)

丸沼への流れ込みはいくつかありますが、一番大きな流れが湯沢の流れ込みで、通称メインの流れ込みと言われています。

ただ、この湯沢の流れ込みは、晴天が続くと水が涸れてしまう涸れ川なので、行くタイミングによっては、流れ込みが涸れている場合があります。

ポイントとなるのは、湯沢の流れによって丸沼の湖岸の底がえぐられて溝になっている場所。

この溝をスリットと呼んでいます。

このスリットに沿って魚が沖から岸に向かって進入してきます。

ここを狙うと釣果が期待できます。

国土地理院の空中写真で見た①メインの流れ込み(湯沢流れ込み)。湯沢が流れ込んでいる地点から沖にかけて濃い筋のように見えるのがスリットです。このスリットに沿って沖から魚が侵入してきます
湖畔亭裏の湯沢の流れ。雨が多いとこのような流れになりますが…
晴天が続くとこのように涸れ沢になってしまいます
当然丸沼への流れ込みはなくなってしまい…
このようなありさまになってしまいます。残念です

②温泉スリット

②温泉スリット

ボート発着場のすぐ横の流れ込みです。

環湖荘からの温泉の流れ込み?だと思うのですが、水量は少ないですが涸れることはなく常に流れ込んでいます。

この流れ込みの先にできているのが、通称温泉スリットと呼んでいる溝で、多くの魚が沖から岸に向かって進入してきます。

丸沼の中でも一番の好ポイントです。

国土地理院の空中写真で見た②温泉スリット。スリットの様子がはっきりとわかります
水の量は多くないですが、環湖荘からこのような流れができています
左手の流れ込みから、立ちこんでいる人の前にかけてスリットが続いています
別の角度から見るとこうなります。実際に岸辺に立ってみると光が反射してスリットの状態が良く見えません。そんな時は、後ろの一段高い道路から見るとスリットの状態が良く確認できます

③ボート発着場のみお筋

③ボート発着場のみお筋

ボートが置かれている場所から沖にかけて、ボートの出入りのために湖底がえぐられて溝状になっているところがみお筋です。

ここもスリットと同様に魚が沖から岸に向かって進入してくるルートになっています。

国土地理院の空中写真で見た③ボート発着場のみお筋。これもわかりやすいですね。両側の白いものがボートです。ボートの間をみお筋がすっと伸びています
このように岸の両側にボートが置かれています
ボートが出入りしやすいように湖底が少し深くなっています
この溝が沖まで伸びています

④立ち木の森

④立ち木の森

環湖荘を背にして丸沼を見たときに左側に位置するポイントです。

水面から1m位の立ち枯れした太い木の幹が何本も点在しているエリアです。

水深はそれほど深くはありませんが、水没している木の根が良いストラクチャーになり、沖から魚が入ってくるポイントです。

また、流れ込みもあり、大物が期待できる好ポイントです。

国土地理院の空中写真で見た④立ち木の森。空中写真だと立ち木の存在はわからないですね
実際に現地で見ると、このように岸から数メートルの位置に立ち枯れした木の幹が数本立っています。写真右手前から沢の水が流れ込んでいるのが分かります。撮影した時は、湖の水位が少ない時期でしたが、通常は右手前の立ち木の根本も水に浸かるくらいの水位があります
先程の写真の左側から撮影したものです
これはかなり水位が少ない時に撮影したものです。このような涸れた木の根が水没しています。ルアーをかけないように注意が必要です

⑤牛舎跡

⑤牛舎跡

昔この場所に牛舎があったのかどうかはわかりませんが、丸沼北西のちょっと突き出た一帯を牛舎跡と呼ばれています。

このポイントも遠浅になっていますが、結構浅瀬まで回遊してくる魚もいるとの情報もあり、人気のポイントです。

国土地理院の空中写真で見た⑤牛舎跡。ちょうどメインの流れ込みから見て右前方にあたり、陸地がちょっと突き出たような場所になっています
ここが牛舎跡です
ここもかなり遠浅になっています
写真右奥には小さい沢ですが流れ込みもあります

⑥タラワンド

⑥タラワンド
牛舎跡から南側は岸から急激に深くなる場所がしばらく続きます。水際まで崖が迫ってきているために、湖面の水位が高い時には岸からまわっていくことは難しくなります
遊歩道を南下して行くことになると思うのですが、残念ながら自分は岸まで降りる道が分からず途中で断念して引き返してきました

⑦エラ沢ワンド

⑦エラ沢ワンド

丸沼の東側の入江一帯がエラ沢ワンドです。

風の影響を受けにくいため、風が強い時には釣りがしやすいポイントです。

環湖荘前の駐車場からは、距離にして1キロくらい、歩いて15分以上はかかります。

立ち木の森から南側は岸から急激に深くなるドン深なポイントがしばらく続きます。

しかも、道路から岸に降りるのも急峻な崖になっているため、降りるのが難しいです。

エラ沢ワンドまで来ると、道路から湖岸にかけて緩やかな斜面になっていて、ポイントには入りやすいのですが、明確な降りる道が見つかりません。

仕方がないので、藪をかき分けて湖岸まで降りました。

道路からエラ沢ワンドを見下ろした写真です。斜面自体は緩やかなので危険ではないのですが、降りる道が見つかりません
藪をかき分けて岸まで降りると、穏やかな湖面が広がる場所にでました
こんな感じのワンドです。はるか沖に丸沼堰堤がかすかに見えます
沖の方は結構風が吹いているようですが、ここはワンドになっているため風もなく、水面も穏やかです
岸に近いところで結構大きめの魚がライズしているのを確認しました。ワンド内に魚が入り込んできているようです
パノラマで見るとこんな感じです

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料金、注意事項について

料金、注意事項などについて

料金、注意事項などについては、環湖荘の釣り情報のページで確認してください。

釣り券は、環湖荘横の入漁券発売所、土日早朝は湖畔亭で販売しています。

環湖荘正面入り口横の入漁券発売所
湖畔亭

アクセス

所在地 〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川4658-7


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周辺の宿泊施設について

泊りで行くなら丸沼温泉環湖荘がおすすめです。

まとめ

  • 陸っぱりは、丸沼のダムに近い奥半分は岸釣り禁止
  • 陸っぱりで釣果をあげるには、ポイントの選択が重要
     ①メインの流れ込み
     ②温泉スリット
     ③ボート発着場のみお筋
     ④立ち木の森
     ⑤牛舎跡
  • 湖底にできた溝(スリット)に沿ってトラウトが岸近くまで入ってくるので、スリットが狙い目

以上で丸沼の紹介は終わりですが、皆さんの役に立ったでしょうか?

人気のフィールドなので休日は混雑しますが、おすすめのフィールドです。

是非皆さんも丸沼の良さを実感してみてください。


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