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モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。
この雑記帳では、釣りやキャンプの話題からちょっと離れて日々の気になる話題などやブログ作成の舞台裏などを気軽に書いていきます。
さて、いきなりですが皆さんは今努めている会社で本当に自分がやりたいことができていますか?
私自身、プロフィールに書いてある通り、年齢は50代後半であり、既に定年までのカウントダウンが始まっているシニア予備軍です。
このまま定年後も延長雇用で65歳まで会社にとどまるか、あるいは定年で区切りをつけてまったく別の道を探すべきか…。
子供も昨年大学に入学し、順調にいけば3年後には社会人となり親の元を離れて行くでしょう。
そうなったら、毎朝毎晩長時間かけてまで今の会社に通う必要があるのか?
もっと自分の好きなことをやればいいんじゃないか、と考えるようになってきました。
とは言っても、自分にできることって何があるんだろうか?
収入もまったくなくなってしまっては生活ができなくなるし…
私と同じようなことを考えてモヤモヤしているシニア予備軍の方は大勢いるのではないでしょうか。
ではどうすればよいのか?
そのヒントを得るために、
埼玉県産業労働部シニア活躍推進課が主催している「シニア起業事例発表会」
に参加してきました。
このセミナーは、定年後もしくは定年前に早期退職をして、現役時代の経験を生かして少ない投資で身の丈に合った起業を考えている人達にシニア起業のためのヒントを提供することを目的としたセミナーです。
2020年1月18日 13:00~15:45 大宮ソニックシティ市民ホールで開催されました。
人生100年時代と言われ、定年後は現役時代の経験を生かして何らかの起業を目指すシニア起業が注目されていると言います。
事実、今回参加したセミナーは主催者側のコメントでは300人以上の申込があったそうです。
会場は、3人がけのテーブルが5列並べられた300人以上は収容できそうな大きめの部屋。
開始15分前だというのにすでに大勢の受講者が席に着いています。
前の方の席はすでに埋まっていて、このセミナーで何かヒントを得ようという受講者の熱意がうかがえます。
参加者の年齢層を見ると自分と同じくらいか、既に定年を迎えた60歳代の方が多い感じです。
私自身も、このセミナーで何か少しでもヒントを得て帰りたいという思いがあり、前から3列目の席をなんとか確保して、話を聞いてきました。
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第1部 講演 人生100年時代!起業の仕方
銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 氏
本講演の講師である銀座セカンドライフ株式会社の片桐実央先生は、元々は花王株式会社の法務部で勤務されており、その後大和証券SMBC株式会社を経て2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立された、起業家です。
創業した理由は、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる充実した生活を実現するための支援がしたいと思ったのがきっかけだそうです。
これまでに受けた起業相談は5000件以上という片桐先生のお話から、進め方のヒントとして得たことはこちらです。
自分自身、今までの仕事とは違う自分が好きなことをやってみたいけど、自分が何をやれるのか、何ができるのか、わからない状況にいます。
この講演で聞けたお話は自分の方向性を決める最初のステップとして何から始めれば良いかを示してくれていて、とても役立つお話だと思いました。
まず最初に「自分が得意なこと・強み」が何かを考える。
具体的には、自分の得意分野の棚卸をやってみること。
次に「自分が好きなことは何か」を考える。
具体的には、自分の好きなこと、周囲から歓迎されること、抱いていた夢、得意だったこと、人から褒められたことなどを洗い出す作業をやること。
そして「お金になること」
具体的には、起業前に3カ月くらいの時間をかけてテストマーケティングをやってみて本当にニーズがある(=お金になる)のか確認すること。
この3つの観点がクロスしたところでビジネスをすると、スムーズな起業をすることができる。
どんな分野で起業するか方針を決め、具体的にターゲットやサービスの内容を絞り込んだら、事業計画書を作成する。
事業計画書の書面上でシミュレーション→失敗→改定をたくさん繰り返すことにより、成功するビジネスプランが出来上がる。
第2部 シニア起業家による事例発表
第2部は、3名のシニア起業家による体験談の事例発表がありました。
講師の平田さんは、手が思うように動かせない方でも手編みが楽しめる「ユニバーサルかぎ針・あみ~ちぇ」を考案、実用新案を取得して販売している起業家。
ホーム – さいたま|大和田・蓮沼 手編みサロン あみ~ちぇ
講師の阿部さんは、長年勤めたホテルを退職したあと、たまたま新聞で介護タクシー協会の広告を見てこの世界に飛び込んだ起業家。
埼玉県秩父市の介護タクシー|あべケアタクシー
息子の夏休みの宿題手伝ったことがきっかけで造型の楽しさを知り、その後15年間は会社員と造型師の2足のわらじを続け、54歳で早期退職して起業。
造型工房 キトラ
3人のシニア起業家の方達のお話の内容は、こちらの埼玉県産業労働部シニア活躍推進課のページにPDFが掲載されていますのでご覧ください。
事例発表をされた3人のシニア起業家の方達から共通して受けた印象は、起業するにあたり人並みならぬ情熱を持って道を切り開かれてきたという事でした。
平田さんは、手の不自由な方に自分で編む喜びを伝えたいという熱い思い。
阿部さんは一人ひとりのお客さんと向き合って、お客さんのニーズに応えようとするひたむきな思い。
岡さんは、本当に好きな造形にかける熱い思い。また起業を実現するための冷静な判断。
3人のお話は、それぞれの熱い思いが伝わってきて感動すら覚える素晴らしい内容でした。
正直、起業家の話を直に聞くことによって、自分でもこうやればできるというヒントが得られるのではないかという軽い思いで今回のセミナーに参加しました。
実際に3人の話を聞いて、ヒントどころか今の自分のフワフワとしていて、どうにかなるだろう的な考えに対して、「ぼ~っと生きてんじゃねーよ」と喝を入れられたような、そんな衝撃をうけたお話でした。
今の自分の状況を反省し、まずは自分の頭の中でモヤモヤしいるものをクリアにするために、前半の講演で教わった手法を使ってどの分野で起業するのか明確にして事業計画書を作成しようと思う。
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以上で埼玉県シニア起業事例発表会の参加レポートは終わりですが、皆さんいかがでしたでしょうか?
それではまた別の記事でお会いしましょう。