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モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。
子供のころからアウトドアが好きで、日ごろから釣り、キャンプ、登山、マラソンなどを趣味として楽しんでいます。
さていきなりですが、皆さんの愛用のマグカップはどんなマグカップですか?
私は、普段使いはサーモス真空断熱マグカップ、キャンプではスノーピークチタンダブルマグを愛用しています。
と、これまでこのふたつのマグカップで満足していたのですが、最近になってスノーピークからもステンレス真空マグが販売されているのを知り、いつものように物欲がふつふつと湧いてきて、ついつい購入してしまいました。
というわけで、サーモス真空断熱マグカップ、スノーピークチタンダブルマグ、スノーピークステンレス真空マグの3種類のダブルウォール構造のマグカップが手元に揃ったわけなんですが、そうなると気になるのが保温性能はどれが優れているのかということ。
先日、この気になる保温性能についての実験を行いました。
結果を先に言ってしまいますが、保温性能はシリコーンリッド(蓋)を装着したスノーピークステンレス真空マグが他よりも優れていました。
ではその差はどの程度だったのか?
それ以外にも以下のようなことが、皆さんの気になるポイントだと思います。
この記事では、これらの気になるポイントに注目しながら今回の実験について紹介していきます。
この記事が、皆さんアウトドアライフの参考になれば幸いです。
サーモス真空断熱マグカップはハンドル(持ち手)がしっかりしているため、コンパクトにスタッキングしたいシーンには不向きですが、その分持ちやすく普段使いに適したマグカップです。
私にとっては、毎朝朝食でコーヒーを飲むときに欠かせないマグカップとなっています。
サーモス真空断熱マグカップにはプラスチック製の蓋が付属しています。
この蓋は、あくまでも内部へのほこりの侵入を防ぐためのものであって、飲み口などはついていません。
カップの上部にただ乗せておくという使い方ですが、多少の保温効果はあるようです。
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一方、キャンプで愛用しているのはスノーピークのチタンダブルマグ。
ステンレスのようにギラギラしていなくて、ちょっとくすんだ鈍い輝きがとても魅力的です。
使い込めば使い込むほどあじがでてくる、そんな雰囲気のマグカップです。
自分はスノーピーカー※ではありませんが、スノーピークのチタンダブルマグは、所有者の所有欲を満たしてくれる素晴らしい逸品です。
キャンプの朝、そんなお気に入りのチタンダブルまぐで飲むコーヒーは格別です。
※スノーピーカーとはスノーピークの熱狂的なファン、キャンプ道具をすべてスノーピークブランドで揃えているキャンパー。
スノーピーク チタンダブルマグには蓋は付属していませんが、別売りのシリコーンリッドと呼ばれる蓋を装着することができます。
シリコーンリッドは、ほこりを防ぎ保温・保冷性能を高める効果があります。
確かにカップの中にほこりが入るのを防いでくれますが、シリコーンの特性上ほこりを吸着しやすいのが欠点です。
また、シリコーンリッドには飲み口がついているのでリッドを装着したまま中の飲み物を飲むことができます。
無味無臭なので口に付けても嫌な味はしませんが、シリコーン特有の触感や質感がちょっと苦手という方には向いていないかもしれません。
ちなみに、下の写真をご覧いただくと分かりますが、スノーピークチタンダブルマグとサーモス真空断熱マグカップの外径はほぼ同じです。
外径だけ見ると、サーモス真空断熱マグカップにスノーピークのシリコーンリッドが装着できるんじゃないかと考えてしまいますが、チタンダブルマグの方が胴の素材に厚みがあるため内径はサーモス真空断熱マグカップの方がわずかに大きくなっています。
そのためサーモス真空断熱マグカップにスノーピークのシリコーンリッドを装着するとゆるくてガバガバ状態になってしまい残念ながらピッタリとフィットしません。
続いて今回購入したスノーピークステンレス真空マグ。
チタンダブルマグと並べてみると分かりますが、容量は300mlで同じですが、ステンレス真空マグのほうが少し細身で背が高いです。
重さは、手で持った感じでは両者の違いはほとんどわからないくらいです。
ステンレス真空マグも蓋は付属していませんが、別売りのシリコーンリッドを装着することができます。
下の写真でも分かるようにチタンダブルマグとステンレス真空マグでは外径が微妙に違いますが、チタンダブルマグは胴の素材に厚みがあるため内径がほぼ同じになり、どちらも同じサイズのシリコーンリッドが装着可能です。
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さて、いよいよ保温性能実験です。
今回比較したのは、こちらの4種類のマグカップ。
実験方法は、それぞれのマグカップに熱湯を注ぎ、時間の経過とともにお湯の温度がどのくらい下がっているかを計測します。
実験は、2回行いました。
1回目:蓋を付けない状態での比較
2回目:蓋を付けた状態での比較(※)
※スノーピークチタンダブルマグとスノーピークステンレス真空マグは別売りのシリコーンリッド、サーモス真空断熱マグカップは付属の蓋を使用
当然蓋の素材により保温効果に差が出てきます。
その差がどの程度なのかもあわせてご確認ください。
なお今回の実験では、4種類のマグカップが同じ容量ではない、同時に計測していない、室温に左右されるなど、計測結果に多少の誤差が生じ正確性に欠けていますが、なにとぞご容赦ください。
計測開始直後 | 1時間経過 | 2時間経過 | 3時間経過 | |
---|---|---|---|---|
1.普通のマグカップ | 83.9 | 34.6 | 26.8 | 24.3 |
2.スノーピークチタンダブルマグ | 88.6 | 39.7 | 30.2 | 26.1 |
3.スノーピークステンレス真空マグ | 90.8 | 44.6 | 34.5 | 29.7 |
4.サーモス真空断熱マグカップ | 92.5 | 43.1 | 33.5 | 28.7 |
1回目:蓋を付けない状態での比較/実験結果
計測開始直後 | 1時間経過 | 2時間経過 | 3時間経過 | 4時間経過 | |
---|---|---|---|---|---|
1.普通のマグカップ | 85.4 | 37.3 | 29.1 | 26.1 | 25.2 |
2.スノーピークチタンダブルマグ | 92.6 | 61.5 | 47.7 | 39.7 | 34.7 |
3.スノーピークステンレス真空マグ | 94.0 | 76.9 | 61.3 | 53.9 | 48.8 |
4.サーモス真空断熱マグカップ | 92.5 | 69.2 | 58.0 | 50.2 | 45.1 |
2回目:蓋を付けた状態での比較/実験結果
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蓋を付けない状態での実験結果より、3時間経過時の温度がスノーピークステンレス真空マグが29.7℃、サーモス真空断熱マグカップが28.7℃とほぼ同じであることが見て分かります。
この結果を見る限り、スノーピークステンレス真空マグとサーモス真空断熱マグカップの保温性能はほぼ同じであると言えます。
同様に蓋を付けない状態での実験結果より、3時間経過時の温度がスノーピークチタンダブルマグが26.1℃、スノーピークステンレス真空マグが29.7℃であり、保温性能はスノーピークステンレス真空マグの方がすぐれていることが分かります。
この違いは、ステンレス真空マグは2重構造の内部が真空になっていて内部の熱を逃がさないようになっていますが、チタンダブルマグは2重構造の内部は空気が入っているということなので内部の熱が外に漏れたのだと思われます。
スノーピーク チタンダブルマグ |
スノーピーク ステンレス真空マグ |
サーモス 真空断熱マグカップ |
|
蓋(リッド)あり | 39.7℃ | 53.9℃ | 50.2℃ |
蓋(リッド)なし | 26.1℃ | 29.7℃ | 28.7℃ |
差異 | 13.6℃ | 24.2℃ | 21.5℃ |
3時間経過時のお湯の温度
まず、スノーピークステンレス真空マグとサーモス真空断熱マグカップの3時間経過時点の蓋(リッド)ありの温度を比較してみると、前者が53.9℃、後者が50.2℃で3.7℃弱の差が生じていることが分かります。
蓋なしでの両者の比較では保温性能の差はほとんど見られなかったので、この差は蓋の材質の違いが影響していると思われます。
次に蓋(リッド)ありとなしで温度の差異を見てみると、スノーピークステンレス真空マグが24.2℃、サーモス真空断熱マグカップが21.5℃となっています。
蓋(リッド)のありなしで保温性能に20℃以上の差がでるという事実に正直驚きました。
これまでマグカップの蓋(リッド)の重要性はそれほど意識していませんでしたが、長時間飲み頃温度を保つためには蓋(リッド)は欠かせないアイテムであることを再認識しました。
それにしても、蓋(リッド)を装着することにより3時間経過しても内部の温度が50℃近くまで保たれているとは、ステンレス真空2重構造による保温性能の高さにはスノーピークもサーモスもどちらも目を見張るものがあります。
今回の保温性能比較実験を通して分かったこと
以上でスノーピークステンレス真空マグとサーモス真空断熱マグカップの保温性能比較実験の紹介は終わりですが、皆さんの役に立ったでしょうか?
是非皆さんもお気に入りのステンレス真空マグでアウトドアライフをエンジョイしてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。