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渡良瀬川C&R区域|オリジナルフィールドマップでポイント解説

モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。

ファミリーキャンプを卒業し、今はソロで気ままに釣り、キャンプ、登山などを楽しんでいます。

そんな私が今までに実際に行った渓流でのトラウトルアーフィッシングでまた行きたいと思えたおすすめのフィールドを紹介します。

今回は群馬県のみどり市から桐生市にかけて渡良瀬川に設定されている渡良瀬川C&R区域の紹介です。

この記事では、まだ渡良瀬川C&R区域でのトラウトフィッシングを経験したことのない人向けに

  • 渡良瀬川の魅力とC&R区域の場所について
  • 初めての人向けに渡良瀬川C&R区域のフィールドを紹介
  • 初めて行く人にお役に立てるような情報について

を伝えていきたいと思います。

この記事が、皆さんが渡良瀬川C&R区域でのトラウトルアーフィッシングに行く際の参考になれば幸いです。


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目次

渡良瀬川の魅力と渡良瀬川C&R区域の場所

渡良瀬川C&R区域を説明する前に、渡良瀬川がどこにあるかご存じない方もいるかと思いますので、まずは場所の確認をしておきましょう。

渡良瀬川は、群馬県と栃木県の境に位置する皇海山(すかいさん)の栃木県側を水源とし、群馬県みどり市、桐生市を流れ、さらに栃木県足利市、佐野市を経て、その後古河市で利根川に合流しています。

ところで、渡良瀬川といえば、森高千里さんの「渡良瀬橋」で有名ですが、曲のタイトルになっている渡良瀬橋は足利市にあります。

今回紹介する渡良瀬川C&R区域は、渡良瀬橋よりも17kmほど上流に遡ったみどり市から桐生市にかけての流域に設定されています。

渡良瀬川は、桐生市から足利市にかけてちょうど関東平野の北の縁に沿って流れていて、人口の多い街を流れている割には近くに山があり、渡良瀬橋の歌で歌われているように本当に景色がきれいで良いところです。

こちらの地図で渡良瀬川C&R区域の場所をご確認ください。

渡良瀬川C&R区域の場所
渡良瀬川C&R区域広域マップ
春の渡良瀬川C&R区域

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渡良瀬川C&R区域

渡良瀬川C&R区域全体マップ

北関東の山間部を流れてきた渡良瀬川はみどり市大間々で関東平野に流れ出しそこから川幅も一段と広くなります。

この辺りになると渓流釣りというよりもむしろ本流釣りといったほうがピッタリとあてはまります。

渡良瀬川C&R区域は、その関東平野への流れ出しにあたる大間々から約3.5kmの流域に設定されています。

渡良瀬川C&R区域には紅葉で有名な高津戸峡も含まれていますが、実際の釣り場としては中流域以降の入渓しやすいコンクリートの護岸エリアと相川橋の下流になります。

駐車場とトイレについて

渡良瀬川C&R区域駐車場・トイレマップ

見知らぬ川に釣りに行く際に一番気になるのが車を駐車できるスペースがあるかどうか、どこに駐車できるかだと思います。

フィールドについて詳しく紹介する前にまずは駐車場(スペース)の場所について解説します。

両毛漁業協のC&R区域の案内図には駐車場が2箇所記載されています。

1箇所は、渡良瀬川C&R区域の最下流にあたる通称団地裏と呼ばれている付近です。

河原の一画が駐車スペースととなっていて車を停めることができます。

団地裏駐車場

もう1箇所は、蕪町公園そばの駐車場です。

今回、蕪町公園そばの駐車場は利用しなかったので写真は撮影できませんでした。

C&R区域の最下流部で釣りをするなら団地裏の駐車場、相川橋より上流域で釣りをするなら蕪町公園そばの駐車場が便利です。

次にトイレですが、相川橋のたもとに仮設トイレが設置されていました。

今回取材のためにC&R区域の最下流部からコンクリートの護岸が終わるあたりまで歩いてみましたが、公衆トイレが確認できたのはここ1箇所だけでした。

もちろん高津戸峡まで行けば、多くの人が訪れる観光地なので公衆トイレはあちこちに確認できます。


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フィールドの紹介

それでは、本題のフィールドの紹介です。

渡良瀬川C&R区域を渓相で勝手にいくつかに分けるとすると、こちらの3つのエリアに区分できます。

  1. 相川橋~団地裏(最下流部)エリア
  2. コンクリート護岸エリア
  3. 高津戸峡~カブッチョ(蕪町)エリア

順番に見ていきましょう。

①相川橋~団地裏(最下流部)エリア

渡良瀬川C&R区域 ①相川橋~団地裏(最下流部)エリア

まず最初のエリアが相川橋から団地裏にかけてのエリアです。

渡良瀬川C&R区域の最下流部にあたる団地裏駐車場の目の前が団地裏と呼ばれているポイントです。

ここは、両毛漁業協による放流が行われているようで、他の場所に比べたら魚影が格段に濃いです。

ただ、その分釣り人も多い場所です。

訪れたのは4月下旬。近くの山々の芽吹きだした新緑が青々としていて本当にきれいな良い場所でした
駐車場の目の前はこのような穏やかな流れになっています

今回この記事の取材のために団地裏からカブッチョまで釣りをしながら歩いてみましたが、団地裏のポイントから相川橋までは、右岸(下流方向に向かって右岸)には河畔林が生い茂っていて入渓できる道がなく川の様子が確認できませんでした。

団地裏のポイントより上流で釣りをするには、団地裏から遡って行くか相川橋から下ってくるか、あるいは左岸から入渓するかになるようです。

団地裏駐車場の入口。左手の道を進んで行くと相川橋方面に行けます
左手の相川橋方面に進んでみましょう
右手が川になるのですが一面木や草が生い茂っていて入渓することはできません
左手を見ると団地裏の所以にもなっている団地が立ち並んでいます
しばらく行くと相川橋が見えてきました
河原の様子はこんな感じです。この辺りは中州によって川の流れが二手に分かれて狭くなっているため水の流れも激しくなっています
手前の流れにはテトラポットが沈んでいます
山々の新緑が輝いてきれいです
こちらが相川橋です
相川橋の上から流れを見てみましょう
相川橋の上から右岸側の流れを下流方面に向かって撮影してみました
正面ずっと奥が先程の団地裏ポイントです
同じ場所を別の角度から撮影してみました
こちらは左岸側の流れを下流方面に向かって撮影しています
相川橋のたもとに河原に降りていける階段がありました
ちょっと河原に降りてみましょう
先ほど橋の上から見たポイントですね
テトラポットが沈んでいて複雑な流れを形成しています
なかなか面白そうなポイントです

②コンクリート護岸エリア

渡良瀬川C&R区域 ②コンクリート護岸エリア

続いてのエリアは相川橋からカブッチョと呼ばれている付近までのエリアです。

このエリアは、右岸(下流に向かって右岸)にコンクリートの護岸が1.3kmほど続いています。

この護岸の中段が遊歩道になっていて川に沿って歩いていくことができます。

この遊歩道から直接釣りができなくはないですが、川面からそれなりの高さがあるため、魚が掛かった時の取り込みのことを考えるとなるべく川面に近いところまで降りて釣りをしたくなります。

ところがこの遊歩道、遠目で見ると川面に降りるのがたやすいように見えるのですが、実際に現地に立ってみるとコンクリートが微妙な傾斜と高さになっていて、容易に降りられる感じではありません。

無理をすれば降りられなくはないですが、ズルズル尻を着けて滑る落ちる感じです。

ウェーダーのお尻がコンクリートですり減ってしまいそうで、降りるのをためらってしまいます。

さて肝心の魚影はというと、遊歩道から見た限りではまったく魚の気配は感じられません。

もっとも渓流の狭い流れとは違い、川幅の広い本流ですから川岸から見えるようなところをちょろちょろ泳いでいるヤマメはいないと思いますが…。

この辺りはカワウによる被害も多いようで、両毛漁協ではカワウに捕食されないようにコンディションが良くサイズの大きい個体を放流しているそうです。

相川橋から左岸(下流に向かって左岸)の流れを上流方向に向かって撮影しています
同様に相川橋から右岸(下流に向かって右岸)の流れを上流方向に向かって撮影した写真です
左手に見えるのがコンクリートの護岸です。相川橋から1.3kmほど護岸が続きます
コンクリートの護岸の中段にはご覧のような遊歩道があり川に沿って歩けるようになっています
こうやって見ると水面からそれほど高さがないように見えますが、実際には思ったより高さがあります
たまにこのような階段があって降りられるようになっています
川面から近いところまで降りて撮影した写真がこちらです
しばらく行くと護岸に面して河原が広がっていて直接河原に降りられる場所がありました
降りて中州の方に行ってみましょう
この辺りの左岸(下流に向かって左岸)にはテトラポットが置かれ、その手前にトロ場を形成しているポイントがあります
左手前から流れ込みその先に深みがありトロ場ができています
こんな感じです。この辺りも良いポイントではないでしょうか
もとの護岸の遊歩道に戻りしばらく進んで行くと、突然コンクリートの護岸が終わっていました
相川橋からここまでだいたい1.3kmくらいの距離があります

③高津戸峡~カブッチョ(蕪町)エリア

渡良瀬川C&R区域 ③高津戸峡~カブッチョ(蕪町)エリア

コンクリートの護岸が終了したあたりを通称カブッチョと呼んでいるらしいですが、この辺りの旧地名蕪町からその呼び名がきているのだろうと思います。

ちょうどこの辺りは、北関東の山間部を流れてきた渡良瀬川が渓谷を抜けて関東平野に流れ出す境目にあたり、この場所で渡良瀬川が東に大きくカーブしています。

カーブの突端にはかなりの落差のある落ち込みがあり、水深のありそうな淵とその先にトロ場が形成されています。

上流から流れてきた水がぶち当たる川の右岸(下流に向かって)には河岸浸食を防ぐために大量のテトラポットが置かれていています。

右岸から釣りをするにはテトラポット越しに釣るしかないですが、かなり足場が悪く危険を伴います。

かなりの猛者であればテトラポットを乗り越えていけそうですが、シニア予備軍の私は身の危険を感じたので途中で断念しました。

ここから上流の高津戸橋にかけては、川の両側を河畔林で覆われ、とても入渓できそうな場所ではありません。

というかここで引き返したのでこれより上流の高津戸橋までの流域は確認できていません。

この辺りがカブッチョと呼ばれているエリア
手前にはテトラポットが置かれていて釣りをするのには足場が悪くて危険です
もう少し上流に進むと、白泡の立っている落ち込みが見えてきました
この辺りは渡良瀬川が東に大きくカーブしている場所です
もう少し近くに行ってみましょう
こんな感じで結構立派な落ち込みで水深もありそうです
ここもテトラポットによって川の近くまで降りていくのはかなり危険を伴います
バランスを崩して転倒したら危険なので降りていくのをあきらめ引き返しました

いったん団地裏まで戻り、車で高津戸橋まで移動しました。

高津戸橋の上流は高津戸峡と呼ばれ、秋の紅葉の見事さで有名な観光地となっています。

高津戸峡の渓相は、両岸を高さのある岸壁と大岩で挟まれ、流れがゆっくりなトロ場と激しい流れの場所が続いています。

高津戸峡の左岸には遊歩道があり途中河原まで降りていくこともできます。

この記事の取材のときは、高津戸峡の近くの観光用の駐車場に車を停め、釣り道具は持たずに遊歩道を歩いて景色を堪能してきました。

こちらが高津戸橋です
高津戸橋から上流方向の眺めです
右手中段と中央に橋が見えますがこれが遊歩道です
また左手上方に白い橋が僅かに見えますがあれがはねたき橋です
遊歩道ははねたき橋まで続いています。さっそく行ってみましょう
遊歩道から高津戸橋を撮影した写真です
秋の紅葉のシーズンは相当きれいでしょうね
このエリアのほとんどがこのようなトロ場です
でもたまにこのような激流もあります
遊歩道を歩いていたらこのような標識がありました
ポットホールがあるそうです。行ってみましょう
こちらがポットホールです
比較するものがないので大きさのイメージがつかないでしょうが、結構な大きさでした
その河原から上空を見上げるとはねたき橋が見えます
遊歩道に戻りはねたき橋まで上って行きましょう
はねたき橋に到着しました。歩行者専用の橋になっています
ちなみにはねたき橋は漢字で書くと「鱍瀧橋」と書くようです
はねたき橋の上からの眺めです。結構高さがあります
こちらは上流方向です
ここからは見えませんが右手奥に高津戸ダムがあります
近くには渡良瀬渓谷鉄道が線路があり、取材した時にたまたま通りかかった電車を撮影しました
1両編成のいかにもローカル線といった感じの電車です

釣りのポイントの話からすっかり高津戸峡散策の話になってしまいました。

ご覧いただいたように高津戸峡のエリアは、釣りに訪れる場所という感じではなく観光地ですね。

是非秋の紅葉シーズンに再訪してみたいです。

遊漁料、注意事項について

遊漁料、注意事項などについて

遊漁料、注意事項などについては、両毛漁業協同組合のホームページで確認してください。


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スマホで遊漁券が購入可能

以前、自身の記事でスマホで遊漁券が購入できる「FISHPASS(フィッシュパス)」と「つりチケ」というサービスを取り上げましたが、両毛漁業協はどちらのサービスにも対応しています。

今回私は「つりチケ」で遊漁券を購入してみました。

これまでは釣行当日の朝に釣り場近くの遊漁券販売所に寄って遊漁券を購入していましたが、これらのサービスを使えばスマホの操作で簡単に遊漁券を購入できます。

しかも両毛漁協では、つりチケで購入した遊漁券をわざわざ印刷して持っていく必要がないので本当に楽ちんです。

ただし、釣り場で監視員から遊漁券の呈示を求められた場合は、スマホで購入済遊漁券の画面を見せる必要があるのでスマホは忘れずに携帯していましょう。

では、つりチケアプリでの遊漁券購入の手順について紹介します。

つりチケアプリの操作はとても簡単です。

事前にアカウントを登録して基本情報を入力しておけば、数ステップで遊漁券が購入できてしまいます。

ステップ1

両毛漁協ページを表示
つりチケのアプリを起動してホーム画面からエリアの絞り込みなどにより両毛漁協のページを表示
出典:つりチケアプリ

ステップ2

両毛漁協ページ(続き)
画面をスクロールして「遊漁券一覧」をタップ
出典:つりチケアプリ

ステップ3

両毛漁協の遊漁券一覧ページ
画面を下へスクロール
出典:つりチケアプリ

ステップ4

遊漁券一覧ページ(続き)
日券から雑魚(鮎を除く魚種)の「購入する」をタップ
※ログインしていないとここから先へは進めません。事前のアカウント登録は必須
出典:つりチケアプリ

ステップ5

利用日・利用者情報入力
画面を下へスクロール
出典:つりチケアプリ

ステップ6

利用日・利用者情報入力(続き)
利用日、顔写真、氏名、住所、電話番号を入力して「次へ」をタップ
事前に顔写真などの基本情報を登録しておけば利用日だけの入力でOK
注)上の画面イメージではダミーの顔写真を合成していますが、実際にはまともな顔写真を登録しています
出典:つりチケアプリ

ステップ7

支払い方法選択
クレジットカード情報を入力(クレジットカード情報が登録済みの場合は自動的にスキップ)
出典:つりチケアプリ

ステップ8

最終確認
注文内容を確認して「購入を確定する」をタップ
出典:つりチケアプリ

ステップ9

購入完了
両毛漁協の場合は遊漁券を事前に印刷していく必要はないので手続きが簡単
出典:つりチケアプリ

現地で遊漁券の呈示を求められたら

購入済み遊漁券
画面右下メニューから購入済み遊漁券の画面を表示して、「遊漁券を表示」をタップ
出典:つりチケアプリ

現地で遊漁券の呈示を求められたら

遊漁券表示
遊漁券が表示されるのでこの画面を呈示
注)上の画面はイメージです実際のものと異なります
出典:つりチケアプリ

アクセス

■所在地
〒376-0011 群馬県桐生市相生町3丁目


以上で渡良瀬川C&R区域のフィールドの紹介は終わりですが、皆さんの役に立ったでしょうか?

私が訪問したのは4月の下旬でしたが、天候に恵まれて近くの山々の新緑が輝いていて本当にきれいでした。

まだ渡良瀬川C&R区域を訪問したことのない方は、是非訪問してトラウトルアーフィッシングにチャレンジしてみてください。

それではまた別の記事でお会いしましょう。


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