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野反湖でルアーフィッシング|オリジナルフィールドマップで天空の湖の魅力を徹底解説

モリゾーです。定年を数年後にひかえたシニア予備軍です。

昨年ファミリーキャンプを卒業し、今はソロで気ままに釣り、キャンプ、登山などを楽しんでいます。

そんな私が今までに実際に行った湖でのトラウトルアーフィッシングでまた行きたいと思えたおすすめのフィールドを紹介します。

今回は天空の湖とも言われる、群馬県の野反湖を取り上げて紹介します。

  • 野反湖の魅力について
  • 初めての人向けに野反湖のフィールドを紹介
  • 初めて行く人にお役に立てるような情報について

を伝えていきたいと思います。

この記事が、皆さんが野反湖でのトラウトルアーフィッシングに行く際の参考になれば幸いです。

2021年6月追加情報

池平~禿の下~丸山崩れ~弁天水場流れ込みまでを取材を兼ねて釣りをしてきました。

写真を追加しましたのでご覧ください。


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目次

野反湖の魅力

野反湖キャンプ場の記事でも書きましたが、改めて野反湖の魅力を紹介します。

まずはいつものように野反湖の場所から確認しましょう。

野反湖は、群馬県と長野県の県境付近の山岳地帯にあるダム湖です。

こちらの地図で場所をご確認ください。

野反湖全体マップ

標高1500mにある天空の湖

野反湖は上信越高原国立公園の特別地域に指定されており、水面標高1,514m最大水深25m周囲12kmのダム湖で、ダム湖百選にも選出されている美しい湖です。

野反湖は日本の山岳地帯でよくみられるような急峻な斜面で囲まれた湖ではなく、湖畔は比較的なだらかな斜面で囲まれているため、一見すると天然湖のように思えます。

遠くから見ると湖畔のところどころに緑の絨毯を敷き詰めたかのようななだらかな草原のような場所があり、その中にぽつぽつと立つ白樺(もしくは岳樺)の木が日本とは思えないような景観を作り出しています。

実際に草原に見える場所へ行ってみると、腰丈以上の高さの熊笹や高山系の植物がが生い茂っている場所であり、容易にひとが入れるような場所でないことが分かります。

9月下旬の野反湖
正面奥のダムサイト側から吹き上げてくる風と富士見峠(写真を撮影している場所)から吹きおろす強風で湖面が波立っているのが分かります
湖畔をズームして見ると、釣り人でしょうかゴマ粒のような人影がぽつりぽつりと見えます
遠くから見ると湖の周りには芝生のような緑の絨毯が敷き詰められているように見えますが、実際にその場に行ってみると腰丈くらいある熊笹が生い茂っていたりして人が容易に入れる場所ではないのが分かります。また、貴重な高山植物の群生地であったりするので遊歩道以外は入らないようにしましょう
湖岸には背の低い熊笹や高山植物が一面に茂っています。またその中に白樺(or岳樺)の木がぽつりぽつりと生えていて素晴らしい景観を作り出しています

ノゾリキスゲをはじめとする高山植物の宝庫

野反湖は標高1,500mの高山に位置するため、湖畔にはノゾリキスゲなど高山植物が多く生息し、6月から7月にかけての初夏に美しい花が咲き乱れる様子を鑑賞できます。

雨に濡れるノゾリキスゲ
ノゾリキスゲ以外にもいろいろな高山植物が観察できます

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野反湖での釣りの特徴

さて、野反湖といえばブルーバックレインボーという背中が青みがかった神秘的なニジマスが有名で、以前はブルーバックレインボーがメインターゲットでした。

ですが、数年前からハコスチが放流されるようになり、野反湖での釣りのイメージが一変しています。

以前は釣れるのはほとんどが標準サイズのニジマスでしたが、ハコスチが放流されてからは引きの強い大物釣りを楽しめるようになりました

このハコスチですが、群馬県で開発された魚で、最近は群馬県のあちこちの釣り場でよく耳にするようになりました。

私も実際にルアーで何度かハコスチを釣りましたが、ハコスチはルアーを咥えるとともに大きく水面上にジャンプして、針を外そうとしてきます

よくあるパターンが、ルアーを沖まで投げてしばらく引いてきてそろそろ岸に近いなと思って気を緩めるといきなりガツンと手ごたえ…。

そして、慌てて合わせると大ジャンプして針を外しにくる。

これがハコスチの常套手段です。

これで何回も針を外されたことがあります。

ちなみに、ハコスチの名前の由来は、箱島(ハコシマ)系ニジマスとスチールヘッドに由来するそうです。

ハコスチについてはこちらの群馬県のサイトで詳しく解説されていますので参照してみてください。

野反湖で釣りあげたハコスチ

オリジナルフィールドマップでポイント解説

野反湖の釣りのポイントですが、いくつものポイントがあります。

ただ周囲12kmの広大な湖だけあってすべてのポイントをまわるのは大変です。

車道からのアクセスもあまり良くないので、徒歩で歩いてまわる覚悟が必要です。

ポイントまでのアクセスの良さで考えると、こちらの3つのエリアが有力なポイントになります。

  1. ニシブタワンド
  2. イカ岩ワンド~池平
  3. 丸山崩れ

ダムサイトの周辺でもポイントはあるようですが、岸からいきなりドン深なのでルアーフィッシングではちょっとやりづらいのかなと思います。

では、順番に見ていきましょう。

①ニシブタワンド

①ニシブタワンド

ニシブタ沢とカメヤマ沢の流れ込みがあり、ビジターセンターやキャンプ場から近いので大勢の釣り人が訪れる人気のポイントです。

釣り場としては、ビジターセンター側でもキャンプ場側からでもどちらからでもアプローチ可能です。

ただ、昨年(2019年)訪問した時は野反湖の水量が多く水位がかなり上昇していて、今まで釣り座としていた岸辺のポイントが水の中に沈んでしまい、釣りができる場所ががかなり限定されていました。

こうなると休日は条件の良いポイントの競争率はぐんと高くなり、釣り座の確保はなかなか難しくなります。

また、ニシブタワンドが人気の理由としては、名前の通りワンドになっているのでダムサイト側から吹き上げてくる風や富士見峠(野反峠休憩舎)側から吹き下ろしてくる風の影響を受けにくいという特徴があります。

湖の中央に面したポイントでは風が強くて釣りにならないような日でも、ワンドの内側にくるとか風が弱まり十分釣りになるということが結構あります。

そういったことも人気の理由のひとつです。

なお、弁天橋より上流は、禁漁区になっています。ルールは、守りましょう。

弁天橋からニシブタワンドの眺め。写真右手はキャンプ場側になりますが、急峻な崖のため釣りをするのは危険です。左手にはカメヤマ沢の流れ込みがあります
2021年6月に訪問した時は水位がかなり下がっていました
こちらが弁天橋です。これより上流は禁漁区になっていますのでご注意ください
ちなみに、この橋はビジターセンターからキャンプ場方面へ向かう際のシートカットコースになっているのですが、昨年訪れたときは、橋の裏にスズメバチの巣があり危険ということで通行禁止になっていました。この橋が渡れないと遠回りすることになり結構不便でした
(追記)2021年6月に訪問した時は弁天橋を渡ることができました
こちらが、ニシブタ沢で禁漁区です。ご覧のように結構な水量が野反湖に流れ込んでいます
野反湖キャンプ場のテントエリアへ向かう途中の坂道からニシブタワンドを撮影した写真。対岸はビジターセンターの下あたりになります
水位が低い時は釣り座を確保するのも楽ですが、昨年(2019年)は水位が高く釣り座の確保が大変でした
こちらがビジターセンターのちょうど下にあたるポイントです。先程の写真よりももう少しダムサイトよりの場所になります。写真中央に見えるのがダムサイトです
この辺りは比較的遠浅なので浅場に回遊してくる魚を待つイメージでしょうか
続いてこちらの写真は、国道からキャンプ場を撮影した写真です。右手奥がニシブタワンドで正面に見える建物がキャンプ場の炊事場です。ちょうど写真中央右手に見えるニシブタワンドに面したキャンプ場横~岬の突端~キャンプ場正面にかけても良いポイントです
こちらがキャンプ場横のポイントです。正面奥がニシブタ沢の流れ込み方向になります。この辺りは、風の影響を受けにくく比較的穏やかで釣りがしやすいポイントです
こちらは、岬の突端からキャンプ場正面のポイントを撮影した写真です。正面奥の山並みの一番くぼんだ所に黒くポツンと見えるのが野反峠休憩舎です
このポイントはニシブタワンドから岬の突端を経由して回遊している魚の通り道になるので、絶好のポイントです。昨年訪問した時にたまたま通りがかった釣り人から、このポイントでハコスチを何匹も釣りあげている人を見たよという情報を聞きました

②イカ岩ワンド~池平

②イカ岩ワンド~池平

野反湖の玄関口である富士見峠からビジターセンター方面に800mくらい車を走らせたところにイカイワ駐車場があります。

この駐車場から湖面に向かって真っすぐに降りていける遊歩道があります。

この辺りは7月中旬なるとノゾリキスゲが一面に咲く絶景が見られるので、是非7月のノゾリキスゲの咲くシーズンに訪問してみてください。

富士見峠の駐車場からイカ岩ワンド、池平方面を撮影した写真です。まるで緑の絨毯が敷き詰められているようなとてもなだらかな湖岸に見えます
逆に、池平から野反峠休憩舎方面を撮影した写真です。遠くから見るとあたり一面緑の芝生が敷き詰められているように見えますが、実際に現地に来て見ると辺りは一面高山植物の群生地になっています。決して緑の芝生が敷き詰められているわけではないことがわかります
イカイワ駐車場から湖面にまっすぐに延びる遊歩道
湖岸まで降りてくると、遠くに釣り人が見えました
このようにとても開放感のあるポイントです。こんな景色の良いところで思いっきりキャスティングするのは気持ちがいいものです
2021年6月追加情報

池平~禿の下~丸山崩れ~弁天水場流れ込みまでを取材を兼ねて釣りをしてきました。

その時の写真を追加します。

写真をご覧いただくと分かるように、2019年に訪問した時に比べると水位がだいぶ下がっています。

上の写真を見ると草地の先まで水が来ていますが、今年(2021年6月)に訪問した時は、だいぶ先まで水が引いていました。

イカイワ駐車場から湖面にまっすぐに延びる遊歩道
だいぶ水が少ないです
以前来たときはこの辺りは余裕で水の中でした
この辺りは遠浅で大きな石も少なく歩きやすいです
草地から水辺までだいぶ距離があります
ここで釣りを開始して3投目くらいでハコスチがヒットしました

③丸山崩れ

③丸山崩れ

丸山崩れは、ちょうど野反峠休憩舎の眼下に位置するポイントです。

休憩舎からはかなりの高低差があるので、下りは楽でも上りはかなり大変そうです。

禿の下~丸山崩れ~弁天水場流れ込みにかけては、自分としてはまだ実際に行ったことのない未知の場所になります。

今後も調査を継続します。

丸山崩れから弁天水場流れ込み
2021年6月追加情報

池平~禿の下~丸山崩れ~弁天水場流れ込みまでを取材を兼ねて釣りをしてきました。

おそらく満水状態だと池平から弁天水場流れ込みのあたりまでは釣り座の確保どころか歩いて回ること自体も大変だろうと想像しますが、今回訪問した時は水位が下がっていたので、楽に歩いて回ることができどこからでも釣りが可能でした。

池平から禿の下に向かう途中です
この辺りはご覧のようなワンドになっています
正面の丘の上に見えるのが富士見峠の休憩舎です
満水状態であれば草地ギリギリまで水が来ているんでしょうね
このような感じです。水深は深くはありません
左手側にちょっとした流れ込みがあり、魚が沖から侵入してきているようです
ライズも頻繁に見られ、かなりの魚の生体反応を感じました
これがその流れ込み
ほとんど流れていないような感じですが、雨とか降ったあとは流れができるんでしょうね
流れ込みの先に水が湧いているんでしょうか
ブクブクとあちこちから気泡が出ていました
対岸からは光の反射で良く見えませんでしたが、こちら側からだと沖から侵入してくるトラウトがはっきりと確認できます
画面中央をご覧ください。白っぽい魚が沖から侵入してきました
これは錦鯉?アルビノトラウト?どちらなのか確認できませんでした
もう少し先に進んでみましょう
この辺りは結構傾斜がきつくなっています
満水状態なら完全に水の中に沈んでしまっています
この辺りが丸山崩れでしょうか
かなり大きな岩がゴロゴロしていてとても歩きにくいです
この辺りはちょっとしたワンドになっています
ここで急に岩がなくなり砂地になりますが、もともとは流れ込みがあったのでしょうか?
さらに弁天水場流れ込み方面に進んで行きます
この辺りはだいぶ傾斜がゆるくなっています
遥か先に釣り人が何名かいました
右手の岬のようになっている場所が押出しと呼ばれているポイントのようです
振り返るとこんな景色です
弁天水場流れ込みと呼ばれていますが、流れ込みは確認できませんでした

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料金・注意事項

料金、注意事項などについて

料金、注意事項などについては、野反湖キャンプ場のホームページで確認してください。

アクセス

■所在地
〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町大字入山

■アクセス方法
関越自動車道 渋川伊香保ICより、国道405号線経由で車で1時間45分


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まとめ

  • 野反湖は、水面標高1,514m、最大水深25m、周囲12kmのダム湖で、ダム湖百選にも選出されている美しい湖
  • 湖畔にはノゾリキスゲなど高山植物が多く生息し、6月から7月にかけての初夏に美しい花が咲き乱れる様子を鑑賞できる
  • 野反湖といえばブルーバックレインボーが有名だったが、ハコスチが放流されるようになってからは引きの強い大物釣りを楽しめるようになった
  • ポイントまでのアクセスの良さで考えると、こちらの3つのエリアが有力なポイント
    ①ニシブタワンド
    ②イカ岩ワンド~池平
    ③丸山崩れ
  • ①ニシブタワンドは、ニシブタ沢とカメヤマ沢の流れ込みがあり、ビジターセンターやキャンプ場から近いので大勢の釣り人が訪れる人気のポイント
  • ②イカ岩ワンド~池平は、広大な湖めがけて思いっきりキャストができる開放的なポイント
  • ③丸山崩れは、野反峠休憩舎の眼下に位置するポイント

以上で野反湖の紹介は終わりですが、皆さんの役に立ったでしょうか?

是非皆さんも野反湖を訪問して、野反湖の良さを実感してみてください。

それではまた別の記事でお会いしましょう。



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